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執筆者の写真ヒグチ

サビ?

こんばんは!サービス担当のヒグチです^^



今回紹介するのはGPZ900Rの修理!


車検でお預かりした時に、

シフト操作が硬すぎて

ギアチェンジができない!

との事。


冷えている時は特に酷く

すぐにエンストしてしまうとの事です。

来店時は暖まってましたし、

症状は確認できなかったので

どうゆう事かな?と思ってましたが、

一旦冷やしてから確認したら

わかりました。


クラッチが張り付いています!

簡単に説明すると、

クラッチレバーを握っても

クラッチが切れない状態です。


少し前にブログでクラッチの切れが

悪いバイクの修理を紹介しましたが

あのバイクとは逆でこのバイクは

極端に走行距離が少ないです!

長年メンテナンスをさせて

頂いてますが

車検ごとに数百キロ。

そんな状態がしばらく続いてました。


経験のある方もいらっしゃると思いますが

長期間乗ってなかったバイクに

久しぶり乗るとき

いざ発進しようとして

一速に入れたら

急に前に進みエンスト。

大体一回クラッチが切れてしまえば

あとはいいんですが、

それが毎回起こる感じです。

危ないですね。



とりあえずどんなもんか

一回ばらしてみます!



クラッチ。



分解。

かたまりで取れました。


普通はフリクションディスクと

クラッチプレートがバラバラに

外れるんですが、

きれいに密着。



剥がしてクラッチプレートの

表面を触ってみたら

凹凸が。

サビが発生?

エンジン内部で?

という感じです。


本来エンジンオイルの

油膜があって錆びないはずですが

乗らなすぎで完全にオイルが落ちてしまい

サビが発生したんだと思われます。

エンジン内部も完全に密閉されているわけでは

なく、空気中の湿気なども入ってきますからね。


というわけですので

やったことないですが

クラッチプレートのサビを掃除するために

オイルストーンでかる~く擦ってみます。

一応凸は無くなりました。

歪は無いので問題ないはず。

あとはフリクションディスクをきれいなオイルに

浸してしばらく放置。

クラッチプレートもオイルに

浸してまんべんなく

オイルがつくようにして

組んでいきます。

当たりが変わるように

順番を入れ替えて組んでみました。


これで一度乗ってみて

直ってなかったり

クラッチが滑ったりしたら

交換です。


試乗。

良さそうですね!

これで一度様子を見ていただいて

ダメそうなら部品交換することになりました!



本来なら新品に交換するほうが

良いんでしょうが、

このような方法でもいけました^^


部品が廃盤になっている場合などは

この方法が使えそうですね!

ただ逆に滑ってしまっている場合は

交換しないと直りませんのでご注意を。





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